南八ヶ岳の最高峰 赤岳(2899m)2日目 |
中井です。赤岳登山の続き、2日目のご報告です。
朝、4時。真っ暗な山小屋の部屋で、ヘッドランプの光を頼りに身支度します。 冷たい山の水で洗顔して、出発。 夜明け前なので、ヘッドランプで足元を照らしつつの歩行。
しばらく行くと、山小屋への物資運搬のためのヘリポートに到着。 空が明るんできました。前日の予報通り、本日は快晴のようです。
赤岳行者小屋で水を補給して、阿弥陀岳との分岐を過ぎると「文三郎尾根」 になります。本格的な登山の始まり。長い急な登りに、長い階段、鎖場、 はしご、岩登り。休み休み登り、やっと頂上へ。
頂上は、自分の足で登った者にしか味わうことのできない格別の眺望。 八ヶ岳の峰々を見回して、深呼吸。 ちょっと下ったところの斜面には、可憐なピンクのコマクサや、紫の チシマギキョウ、タカネヒゴダイなどの高山植物が目を楽しませてくれ ます。
山の醍醐味を味わって、さぁ、下山の開始。 体力的に横岳、硫黄岳の縦走は無理なので、同じルートで帰ります。 登りよりも慎重に、滑りやすい石や浮石に気を付けながらの下りは膝に 負担がかかります。ぴょんぴょんと走るように下りていく若い登山者に 道を譲りながら、ゆっくりと脇に咲くトリカブトの花を眺めつつの下山。
今回は、怪我人もなく、無事にメンバー全員が帰ってくることができました。 お守りの山岳救助保険を使わなくて済んだことに、感謝!
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2022/09/07
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